病室でのハッピーバースデー

2013年1月27日
*by: | *cat: 闘病と出産

ノートの裏表紙に描かれたいたバースデーメッセージ

入院3日目。

小さな個室の病室でむすこの2歳の誕生日会をしました。

ボク達の友達がプレゼントを持ってきてくれたり
おじいちゃん、おばあちゃん達がお祝いに来てくれました。

おかあちゃんは病室でのお祝いになってしまったこと、
誕生日に自分で何もしてやれないことをすごく申し訳なさそうにしていました。

そんなことはお構いなしの嬉しそうなむすこ。
おじいちゃんと一緒にプレゼントでもらった風船の犬を連れて
病院中を走り回っていました。

むすこが2歳を迎えたことは本当に感慨深かったです。
むすこの成長は闘病生活そのものでした。

この頃からボクはおかあちゃんとあることで小さな衝突をしていました。

ボクは「むすこに何か遺してやってほしい。」
そんなことを少しずつ考え始めていました。

手紙とかビデオレターとかおかあちゃんのむすこへの想いを形にする。
よくある話しかもしれないけど、そんなことをしてほしい。

でも「自分は病気を治して日常生活に戻るから、そんなことはする必要はない。」
それがおかあちゃんの主張でした。

ボクももちろんそういう気持ちもありました。でも5年後なのか10年後なのか何十年後なのか
わからないけど先に旅立つ可能性が高い病気。近くにいるからこそ冷静にそう思っていました。

その後も何度かそんなやり取りをしましたが
結局おかあちゃんはさいごまでボクの考えを頑として受け付けませんでした。

自分の身体が徐々に弱ってきていることを、おかあちゃんは誰よりも感じていたはずです。

そう振る舞っていただけなのかもしれません。

こうやってボクがおかあちゃんのことやおかあちゃんの想いをむすこに伝えてくれる。
そんな風に考えてくれていたのかもしれません。

画像は病室で誰に見せるわけでもなく、ノートの裏表紙に描かれていたバースデーメッセージ。
おかあちゃんの息子への最期のメッセージになりました。

2013年1月27日(日) ハイブリッドとうちゃん

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