ちいさな不信

2012年11月26日
*by: | *cat: 闘病と出産

バウンサーを占拠して悠々とするはなぺちゃくん

手術後、経過は良好でガンの数値も悪くありませんでした。

抗ガン剤治療を続けながらも親友の結婚式のために遠出したり
家で仕事をしながら子育てをしたり。

なんとも日常。

2008年の暮れ、通院しているクリニックの紹介で
抗ガン剤治療に加えて放射線治療をすすめられました。
術後の良好な経過から考えて今治療を前に進めておきたい。
そんな理由だったと思います。

忘れもしないクリスマスの日、家から遠く離れた医療センターを受診しました。

担当の先生は紹介状や検査結果を見ながらボク達にこう言いました。
「病気の進行具合から見ても全身治療(抗ガン剤治療)を優先すべきだ」

治療を断られました。

「そうですか。」

とだけ告げて病院を後にします。

こちら側としてはクリニックの先生の紹介で行ったわけなんだから見てもらえると
思っていました。それがあっさり断られた。

最初は医療センターの先生に憤りを感じましたが、落ち着いて考えると紹介してくれた
クリニックの先生もいい加減だなと。話しを事前に通しておいてくれるもんじゃないのかな?と。
病院の紹介ってのは患者側が思っている程の信頼関係では行われていないもんだなと思いました。

クリニックにその事実を伝えると別の財閥系の病院を紹介してくれました。

その財閥系の病院ではあっさりと放射線治療が決まり
2月中旬から3月下旬の1ヶ月半の合計30回の通院。

よくわからない。でも今は放射線治療なんだと。

ハードな治療でした。

おかあちゃんは毎日放射線を照射されるというハードさ。
ボクは毎日午前中仕事を休まないといけないハードさ。

おかあちゃんの方がハードなのは当然なんだけど
ボクもボクでハードな日々でした。

クリニックへの小さな不信を抱えながらも時間と治療は進んでいきます。

2012年11月26日(月) ハイブリッドとうちゃん

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